ユニセフパネル展 開催します
ユニセフパネル展開催します
潮をとともに生きる~アグネス大使とみたキリバス、気候変動の現状~
太平洋に浮かぶ33の珊瑚礁の島からなるキリバス。首都のあるタラワ島は細長く、ひらがなの「く」の字を逆にしたような形をしています。多くの人が植物の葉で屋根をふいた質素な家に暮らし、満ちては引く潮とともに穏やかに生きています。漁とヤシの実で自給自足できることもあり、心には「持つものが持たざるものと分かち合う」という価値観が浸透しています。
国民の4割が子ども。島に一本だけ走る幹線道路を行くと、ヤシの木陰で遊ぶ子どもたちをたくさん見かけます。少しシャイな子どもたちが持つやさしく澄んだ瞳を、ある父親は愛情をこめて「キリバス・アイズ」と呼びました。
そんな穏やかで美しい国に、気候変動による危機がひた迫っています。ひとつが「海面上昇」。国連諸機関の報告書によると、2080年には最大60.2㎝の上昇が予想されています。一部の海岸線はすでに侵食されていますが、島幅が狭いため逃げ場がありません。ほかにも暴風雨や干ばつ、高潮などさまざまな問題が起きています。
温室効果ガス排出量は世界で下から3番目。全体の0.0002%に過ぎないにもかかわらず、先進国の経済活動のしわ寄せによって、この南の島の小さな国は今、気候変動問題の最前線に立たされています。
2024年5月末~6月初旬、ユニセフ・アジア親善大使のアグネス・チャンさんとキリバスを訪れ、気候変動の現状をみつめました。
以下の会場で パネル展を開催いたします。 お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
10月25日(土)~11月4日(火) 千葉市生涯学習センター エントランスホール
11月8日(土)~13日(木) ふれあいプラザさかえ エントランスホール
11月14日(金)~23日(日) 栄町シルバー人材センター
11月26日(水)~30日(日) パレット柏
©日本ユニセフ協会/Hironobu Nozawa